読書のこと

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大学3年生の時、綿谷りささんの「勝手にふるえてろ」を読んでから読書にはまった。

綿谷りさ、江國香織角田光代の三名の女性作家を私は崇拝している。今でも一冊一冊、読んだ時に揺さぶられた感情を生々しく思い出せる。

私の稚拙な文章で偉大な作家の皆さんをご紹介するのはおこがましい。コロナの影響で時間を持て余し、読書に手を出そうとしているあなた!是非手に取ってみて欲しい。

SNSや公の場では、真っ当な恋愛、歪みのない綺麗な関係性のみを取り上げている。でも人間の感情とは本来そんな美しいものばかりではない。嫉妬深く、欲にまみれ、ドロドロしたモノが渦巻きながら人は人と接し合う。

これらの作家達はそれらをこれでもかというほど忠実に描いているのに、何故か読後、爽やかさを覚える。それはきっと主人公達が皆、一匹狼体質で周りに流されず、自分の人生に本気で生きているからだろう。

本当に美しい生き方というのは、どれだけ周りの人間に認められるかではなく、自分の感情や価値観に忠実に生きることなのではないか。

男性でこれらの本を愛読している方がいたら、俄然結婚したい。